ご購入の流れ
家を買おうと思ったら、まず一般的な流れを押さえておくことが大切です。購入までにどんな作業や手続きが必要なのか、主なポイントをまとめてみました。
物件購入の流れの全体像を把握しよう
上の全体像を示した図にもあるように、ここからは 8 つのステップに分けて説明していきます。
ステップ1
物件購入の流れ:情報収集
希望エリアにある新築一戸建て(建売住宅)がどのくらいの価格で売られているのか、まずはざっくり相場を把握することから初めてみましょう。不動産のポータルサイトなどを使って、希望条件で検索してみるのが良いでしょう。
住宅ローンの流れ:情報収集
住宅ローンの情報収集といっても、1つの金融機関だけでも何種類もありますので、すべてを把握するのは難しいです。まずは、身近な金融機関(たとえば、口座を持っている銀行など)の住宅ローン商品を確認したり、インターネットの比較サイトなどを参考にしてみましょう。
ステップ2
物件購入の流れ:問い合わせ・相談・見学
住宅ローンの流れ:資金計画・相談
物件選びと同じく大事な資金計画について「よくわからない」という人は、まず不動産セレクトにご相談ください。不動産セレクトではファイナンシャルプランナーの有資格者がいますので、お客様に合った住宅ローンの選定や物件購入後のライフプランなど、お金にまつわる様々なご相談に応じています。
ステップ3
物件購入の流れ:物件絞込み
不動産のポータルサイトや折込チラシなどで情報を集め、また実際に見学を繰り返す中で「これは!」と思える物件が見つかったら、次は絞り込みの作業となります。希望条件の優先順位を確認しながら、納得できる物件を選びましょう。
住宅ローンの流れ:ローン絞込み
事前の資金計画のご相談などを通じてある程度の候補は絞られていると思います。実際にお借り入れ可能か否かは審査をしてみないとわかりませんので、1 つの住宅ローン商品だけに絞るのではなく、優先順位をつけて 2 ~ 3 つ程度候補を残しておくようにしましょう。
ステップ4
物件購入の流れ:購入申し込み
物件見学を通じて比較検討した結果「この新築一戸建てを買いたい!」と思えたら、購入申し込みを行います。購入申し込みは書面にて行うもので「この条件で買います!」という意思表示を売主業者に伝えます。
住宅ローンの流れ:事前審査申込
物件の購入申し込みと同時に住宅ローンの事前審査(仮審査ともいう)を行います。審査結果は早い金融機関ですと1~2営業日ほどで判明します。また、事前審査をこのタイミングで行うのは、売買契約するための前提条件となっている売主業者が多いからです。
ステップ5
物件購入の流れ:重要事項説明・売買契約
重要事項説明では、売買契約に際して重要事項説明書に基づき、宅地建物取引士の有資格者が契約に関する重要事項を買主のお客様(消費者)に対し説明します。
売買契約では、重要事項説明で行われた内容について、不明点や疑問点はしっかり質問して、理解・納得したうえで署名・捺印します。また、契約時には手付金(現金)の支払いが必要になりますが、その金額は実務的にお伝えすると100万円ということが多いです。
住宅ローンの流れ:本審査申込
売買契約が成立したら、住宅ローンの申し込みを正式に行います(本審査申込)。すでに事前審査(仮審査)の承認を得ていれば、審査に要する期間は遅くとも1週間程度かと思います。
ステップ6
物件購入の流れ:物件立会い・内覧チェック
物件の引き渡し前に、建物の状態をチェックします。壁や床、建具などに傷や汚れが無いか、きちんと確認しておきましょう。もし不具合が見つかったら、引き渡しの日までに補修してもらえるよう依頼します。
住宅ローンの流れ:住宅ローン契約
住宅ローンの本審査が承認されれば、お金を借りるための住宅ローン契約(正式名称:金銭消費貸借契約兼抵当権設定契約)を行う運びとなります。金融機関によっては、この契約時に詳細な住宅ローン商品(変動金利か固定金利か、保証料一括前払いか金利上乗せか、団体信用生命保険のオプションをどうするか、など)を選ぶことになります。
ステップ7
物件購入の流れ:物件引渡し・残代金決済
残代金決済とは、購入価格から手付金を引いた金額すべてを支払うこと。住宅ローンをご利用の場合、決済は金融機関の応接室やブースを借りて行うことが多いです。この決済と同時に物件の引渡し、つまり物件の鍵を受け取ります。また決済の場では売主(業者)・買主(お客様)・不動産仲介会社・司法書士などが一堂に会することになります。
住宅ローンの流れ:融資実行
融資実行とは、金融機関から借りたお金が支払われることを指します。融資実行されるとお客様の銀行口座にお金が振り込まれますが、このお金を残代金や諸費用のお支払いに充てます。売買契約時にお支払いした「手付金」は、融資実行の際にお手元に残る計算になりますので、この金額を諸費用のお支払いに充てることが多いです。
ステップ8
物件購入の流れ:引越し・入居
残代金決済も終わり、新居の鍵も受け取って、ついに念願のマイホームが実現。しかし、はやる気持ちを押さえて、冷静に確認していただきたいことがあります。それは、引渡し前の内覧チェックで指摘した不具合があった場合、きちんと補修がなされているかです。もし、未補修の個所があった場合は、速やかに売主業者や不動産仲介会社に連絡しましょう。
補修の確認が終わったら、いよいよお引越しとなります。時期によってはお引越しの手配に時間が掛かる場合がありますので、住宅ローンの本審査承認を得たら、お見積りを取るなどの準備しておくようにしましょう。