住宅ローンの借入可能限度額の比較表を公開します(2020.3.1現在)
こんにちは。不動産セレクトの百瀬です。
お住まいを購入する方の大半が利用するであろう住宅ローン。
東京周辺だけでも多くの金融機関があり、また住宅ローン商品についても多くの種類があります。
どの銀行のどの住宅ローンを利用すべきか迷うところではありますが、大前提として
「そもそも自分の年収でいくらまで借りることが出来るの?」
そんな疑問をお持ちの方も多く居るのではないでしょうか。
そんな思いをお持ちの方のために、主だった銀行の住宅ローンについて「借入可能限度額の比較表」を作成しました。
こういう情報を待ってました!
比較表を見る前に、下記の前提条件を確認してください!
銀行によって計算する際の基準が異なりますが、次の条件である程度統一します。
- 計算のためのデータ「審査金利(※1)返済比率(※2)」は2020年3月1日現在のもの
- 審査金利が不明(非公表)の場合は、銀行HPの借入可能額シミュレーション等を参考にしています
- 住宅ローン以外のお借入れ(カーローン等)は無いものとして計算
- 借り入れ期間は35年間で計算
- 年収は世帯年収(配偶者等の収入を合わせた金額)として見てもOK(ただし、銀行により収入の合算条件は異なります)
借入可能限度額 単位:万円
銀行名\年収 | 300 | 350 | 400 | 500 | 600 | 700 | 800 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
りそな銀行 埼玉りそな銀行 |
2,170 | 2,540 | 2,900 | 3,630 | 4,350 | 5,080 | 5,800 |
みずほ銀行 | 2,110 | 2,470 | 3,220 | 4,030 | 4,840 | 6,350 | 7,260 |
三井住友銀行 | 1,690 | 1,970 | 2,630 | 3,290 | 3,950 | 4,610 | 5,270 |
三菱東京UFJ銀行 | 1,920 | 2,240 | 2,980 | 3,730 | 4,480 | 5,220 | 5,970 |
三井住友信託銀行 | 1,560 | 1,820 | 2,920 | 3,650 | 4,380 | 5,110 | 5,840 |
中央労働金庫(変動) | 2,820 | 3,300 | 3,770 | 5,500 | 6,600 | 7,700 | 8,800 |
中央労働金庫(固定) | 2,550 | 2,970 | 3,400 | 4,960 | 5,950 | 6,940 | 7,930 |
イオン銀行 | 1,970 | 2,300 | 3,010 | 3,760 | 4,510 | 5,270 | 6,020 |
住信SBIネット銀行 | 2,190 | 2,550 | 2,920 | 3,650 | 4,380 | 5,110 | 5,840 |
じぶん銀行 | 2,320 | 2,710 | 3,100 | 3,870 | 4,650 | 5,430 | 6,200 |
楽天銀行 | – | – | 3,130 | 4,570 | 5,490 | 6,410 | 7,320 |
上記の比較表を見ると、中央労働金庫の住宅ローンが断トツで借入可能額が多いことが分かります。
ただし、これには理由がございまして、中央労働金庫では審査金利が実行金利(実際にお借入れをする際の金利)となっているため、例えばここ最近の変動金利ですと2020年3月の金利は「0.625%」ですので、計算上は金額が多くなってしまいます。
ちなみに、他の銀行の審査金利は 2%前後~4% となっています。
借入可能限度額という観点で住宅ローンの比較をしてきましたが、実際にお客様が住宅ローンを選ぶ際には、他にも大事な項目があります。
直接お支払いいただくお金に関すること、お借入の際に必要となる事務手数料や保証料と呼ばれる諸費用です。また、当然ですがお借入れ時の金利も大事な要素ですし、他にも団体信用生命保険の保障内容なども住宅ローンをお選びいただく際の重要な項目かと思います。
この辺りのお話は別の機会に詳しくご説明出来ればと思います。
※1)審査金利:金融機関が住宅ローンの審査を行う際に用いる金利のこと。実際に貸し出す金利よりも高く設定されていることが一般的です。
※2)返済比率:年収に対する年間返済額(利息を含みます)の比率。金融機関では借入条件として上限を設定しており、通常 30~40% 以内であることが多いです。